鮮明に脳裏に焼き付いている映画だ。
パルフィ・ジョルジの前作『ハックル』は喜びに満ちて、どこまでも続く旅のようだった。
『タクシデルミア』の方は、途方もない大作で、苦渋に満ちた崇高な歴史物語だ。その道程には最高の到達点が用意されている。前人未踏のアートの完成。映画の巻末で語られるように、私たちは、「彼」のような芸術家をいまだかつて知らない。どのようにして彼が形成されてきたかを、映画によって垣間みるのみである。
新しい人間、先端の人間、人間を越える人間、それは家族の歴史の中でこそ語られるものなのかもしれないと思った。

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